平成20年11月28日にエフエム・パートナーズ・ジャパンが誕生しました。しかし、このことは私達の〔夢〕への到達ではなく、寧ろこれからの序章にすぎません。 日本のファシリティマネジメント業界に於いて影響力があり、 且つ効果的な存在であることが、私達の「夢」としてあり続けています。

私が2000年日本に戻って来た時、日本のファシリティマネジメント業界におけるニーズはまさに明白でした。米国におけるファシリティマネジメントの出現の時期から、FMプロフェッショナルとしてファシリティマネジメント業務に携わってこられたことは、私にとってとても幸運なことでした。私は企業国家としての米国の成功の勢いの中で、組織の垣根を越えて舞台裏からファシリティマネジメントを実践する一役を担うことができました。今後、同様な事が日本でも必要とされてくると予想しています。

ファシリティマネジメントを実践するための基本的なことは、米国において実践されたことが日本においても当てはまると思いますが、日本において取組むべき戦略は米国のケースとは違ったものになるでしょう。

ファシリティマネジメントは、“どうやるか”から“誰がやるか”へ変化・成長していかなければなりません。ファシリティマネジメントは、“何をやるか”でなく、“誰がやるか”です。それは、ファシリティ マネジメントのプロフェッショナルな方々によって実践されていくことになります。自分の職業に誇りを持ち、活動的で多彩な能力・資質を持ち合わせているファシリティマネージャーによって実践されるものです。そして、彼らの成果に適正な報酬がされなければなりません。

私たちの会社には、“パートナーズ”という言葉が使われています。それは、この「夢」を分かちあえる全ての皆さんと共に働き、共に協力しあえると信じているからです。一企業では、この「夢」をかなえることはできません。皆さんと一緒に実現しましょう。

エフエム・パートナーズ・ジャパンは、必要とされているところでコンサルティングや教育の手助けをすることだけでなく、私たちもまたファシリティマネジメントを実践します。ファシリティマネジメントは実践から学ぶものです。そして私たちが学んだことを皆さんと分かちあいたいと思います。私たちは「夢」の実現の過程において、エフエム・パートナーズ・ジャパンが皆さんに貢献できることを心から願っております。